Show Dance — Work No.02
琵琶〜 耳なし芳一より 〜
壇ノ浦の唄、
琵琶弾きと亡霊の舞。
琵琶弾きの演奏と語りだけで踊る試みです。挑むのはおそらく小野・中村組が世界初となります。暗く、重く、しかし熱を持って平家の滅亡を語る「壇ノ浦」を題材としました。前作「カジノ」の華やぎとは、すべてが正反対の場所から始めます。
時こそ来れ
元暦二年三月二十四日の 卯の刻に
壇ノ浦に滅びた平家の亡霊たちは主君と自分たちの魂を慰めんがため、琵琶弾きに壇ノ浦の合戦の段を演奏させようと武者を遣いに出す。「非常に高い身分の方の前で演奏するのだ」そう告げられ武者に連れられた琵琶弾きは、そうとは知らず亡霊たちの前で壇ノ浦の合戦の模様を唄い出す……。
この作品では平家の亡霊を小野、盲いた琵琶法師を中村が演じます。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
琵琶のひと撥が平家一門の最期を描き出す。
流れるのはただ琵琶の語りだけ。『平家物語』の節と撥音だけが、壇ノ浦の夜の海を満たす。拍を刻む打楽器も、旋律を支える伴奏もありません。謡が止めば、物語も舞もまた終わります。
舞台写真芳一・独舞
舞台写真平家の亡霊
舞台写真琵琶の語り
舞台写真終景・闇へ
*画像は仮配置です。本番の舞台写真に差し替えます。